投稿時昇順・カテゴリ分けなしの一覧です
なぐさめの形 ver.K
アーサー×菊(高校生パラレル) コミュ障入ってるなんてツイートを見るたびに口を引き結んでしまう。どういう段階だと「入る」なのだろう。所謂リア充の(と想像される)子でもそんなことを呟いたりするけれども、前後の文脈からすれば […]
2020年9月1日
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そこに写る不在
アルフレッド×菊(養子パラレル、1951年頃。死要素あり)続「やっと、泣くことができた」 泣き叫べばあのときのように引き留められるというのなら、体中の水分を全て出し尽くしてもかまわなかった。 その立場になってみて初めて […]
2020年8月27日
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やっと、泣くことができた
アルフレッド×菊(養父アル(27くらい)子菊(15くらい)パラレル。1948年頃)。※死要素あり。 「菊。きーく」階下から私を呼ぶ声がきれぎれに届き、本を閉じた。とんとんと階段を下りるとドアの外からまた名を呼ばれる。「は […]
2020年8月27日
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掌の中の
フランシス×菊(1936) この手の小ささが悔しかった。ずっと。 * 西日本の最高峰、石鎚山の表参道には全長二百メートルを越す鎖場がある。最大傾斜七〇度の急斜面を登るよすがとして、五〇センチほどの鉄棒を鎖状につなぎ垂らし […]
2019年8月31日
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ニルマル・ヒルダイ
フランシス(・ギルベルト・アントーニョ)×本田菊(近未来パラレル) 何とか付属何とかと言う長ったらしい名前があったのだが、誰もそんな名前で呼ばない。眼下一面に海が広がるその施設には、俺たちと、菊がいた。 「今日朝メシ何だ […]
2019年8月31日
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そこより芽吹く
アルフレッド×本田菊(R18) 八つ当たられ体質とでも言うのだろうか、理不尽に思える譴責を受けることが間々あって、体だろうが心だろうが、多少の痛みを受けることには慣れてしまった。だから平気なのですと、そんな言葉を免罪符 […]
2019年8月31日
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The long and winding road 1
アントーニョ×菊(高校生パラレル、連作その1) 日本の古典では、『夢で逢うのはその人に愛されているから』とされている。それを習った日、幼なじみの同級生は印象的な眉毛を盛大にしかめた。購買で買ってきた牛乳をちゅーとすする顰 […]
2019年8月31日
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The long and winding road 2
ギルベルト×本田菊(高校生パラレル、連作その2) ―――またか。樺と思われる林の中に立っていることに気づいた菊は、がっくりと項垂れた。魔法を使うなら使うで、もう少し精度を上げてくれないものか。ただ夜露が肌寒く思わせるだけ […]
2019年8月31日
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The long and winding road 3
フランシス×菊(高校生パラレル、連作その3) 痛みは、熱さとして感じられた。足が燃え尽きてしまうかと思うほどの熱が引いた後、今度は猛烈な寒さに襲われた。血とともに体温が流れ出していく。これは夢だ。何度もそう自分に言い聞か […]
2019年8月31日
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Le vent se leve, il faut tenter de vivre
ギルベルト×本田菊(「風立ちぬ」とのクロスオーバー) 「煙草、如何ですか」 突然隣から声を掛けられ、驚いて振り向くと、すぐ脇でデッキに腰を下ろしていた男がそっと箱を差し出していた。あるはずだった最後の一本が出てこない、 […]
2019年4月13日
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